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参考図書・文献 頸肩腕症候群、慢性腰痛などについて、参考になる本や他の情報を紹介します。
文責:渡辺譲二、文中  J註 <JW>感想なども個人的見解です。
    目次
The Repetitive Strain Injury Recovery Book Deborah Quilter
頸肩腕 障害の診断と治療 岩破康博 藤木幸雄
   
The Repetitive Strain Injury Recovery Book Deborah Quilter

J註 Repetitive Strain Injury (RSI)は、日本の頸肩腕症候群に相当する疾患ですが、欧米のものは、高速キーボード使用(日本語は変換のたびにちょっと停止するだけまし)による、手首、前腕の障害が中心です。
以下は、この本のうち、療養、さらに心理的側面について抄訳したものです。できれば、他も追加をしていきます。


◎4. RSIの心理(情動)的側面
The emotional aspects of RSI

●よくある心理的反動
Common emotional repercussions

受け入れたあとでもっと悪くなる
うまく手が使えない、理解できない、怒り
抑うつ、悲哀、落胆
恐れ、不安
罪悪と恥
罪悪感、自分を責める気持ち
自殺したくなる気分

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●Steps to emotional healing
心理(情動)的回復のためのステップ

★感情をうまく表現する
 友達やセラピストに。
 変えられることがあるなら、やってしまうと軽くなる なければ、あなたの生活・人生をそのまま受け入れて、内なる静謐を探すことがカギになる。
 感情をぶつけることはコミュニケーションではない、理解できるようにあらわすことだ。

★うまく泣いてしまう
 泣くことは、感情の良い吐き出し方。
 頻繁に、コントロールできないくらい泣いてしまう場合は、カウンセリングを受けましょう。
 
★孤独を避ける
 職を失い、家で孤独なりがち=負のスパイラルに落ち込む。テレビをつけっぱなしにして、帰ったときにもついてるようにしてる人もいる。
 仲間、友達を作ろう。

★ポジティブな友達に囲まれる
 リラックスできるひとに。
★楽観主義者になる、訓練
★自分へのポジティブな語りかけ、を練習
★犠牲者(敗残者)にはならない
★主導権をにぎる take charge
痛みの扱いを学ぶ、生活を取り戻すための行動をとる。いつも誰かに頼るのではなく、自分のことは自分でする、と良くなる
●あなたの健康、健全さをとりもどす小わざ
Small ways to save your sanity

★QOL (人生の質)選択を考えてみる
がつがつ、ぎすぎす(競争)の生き方を避ける
楽しい(もっとゆったりした)環境を選ぶ、のはどうか

★仕事の治療的意義
仕事(練習、勉強、何かにとりくむこと)が痛みを忘れさせることも。
楽しいことをやってみる

★少しだけやる。
痛みがあっても、好きなことを完全に手放すのは、却ってまずい。ちょっとだけなら。

★他人にやって欲しいように、自分を扱う。
あなた親、痛みは子供、と想像してみる。賢明な親は、忍耐が早道、誉めるほうが、非難よりも効果的、と知ってる。つらい症状に対して、愛する子供に接するように、思いやりをもって対してみよう。

★前向き思考で。
外科的縫合でも、感情の持ちようでは開いてしまうことがある。‥。(J註
: って本当か?)

★努力する。
 成功は幸運、才能、特権によるとしがちだが、実際には、努力が、幸運をよぶものだ。
 エクササイズ、前向き思考、忍耐は、きっと実る。
 
★精神力で克服
健康なライフスタイルをとり、痛みの感覚のもとを理解することで、症状が軽くなる。

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<JW>感想

RSIの多くは、かなりの難治性で、再び同じような仕事(オフィスワークのほとんど)ができないばかりか、日常生活も長期にわたって、辛くてたいへんなようです。
RSIは、かなり社会的に認知されてるようで、その「たいへんな障害」になったことを「受容」することのためらいが強く、自分で認めるのにも壁があることがわかります。
 治療や対策が、積極(攻撃)的で、実際的なのが、アメリカらしく興味深いところです。
 ロスが、死に至る病についての心理的な、数段階を分析したこと、本人や家族・遺族がそれを乗り越えるための具体的、実際的手だてをあげたことも想起させます。

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頸肩腕 障害の診断と治療 岩破康博 藤木幸雄
金原出版 
頸肩腕 障害の診断と治療
岩破康博 藤木幸雄
金原出版  
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京都第二赤十字病院整形外科部長
松下産業衛生科学センター所長
平成5年第二版 


本書は、頸肩腕症候群について、特にその診断について、他に適切な医学書が少ない現状で、良く売れて読まれている。「頸肩腕症候群」やそれに近いキーワードで検索すると、書物としては断然トップにヒットする。

内容的には、各論は写真が豊富であり、わかりやすい。本サイトでも頸肩腕症候群の鑑別診断の解説には、この本から参考にしたことが多い。
しかし、各論の疾患と、頸肩腕症候群との関係、移行などについてはほとんど触れていない。

問題点

「頸肩腕(障害)症候群」とは何であるか、についてほとんど言及しない。

「頸肩腕症候群の診断」についてはほとんど述べない。類似、または合併しやすい、手からくびにかけての整形外科疾患についての解説書、となってる。
すなわち、「頸肩腕症候群」と診断しないためのガイドブックである。

それらの背景にある考え方が、「目的」と「総論」に、述べられている。しかし、やや奥歯にものが挟まったような、曖昧な表現である。

目的と総論

目的を「頸肩腕症候群の概念」を明らかにするとし、頸肩腕症候群とは 「労働負担に視点をおいた原因論疾病概念に基づくものである。病理学的変化や特異的臨床症状、そして臨床検査結果にあるのではない。(青山 1977)」としている。

三大症状 
 肩こり 眼精疲労 上肢の痛み
 としてある。(J註 これはかなり疑問)

日本産業衛生学会は頸肩腕症候群については「業務起因の」という言葉を必ずつける。しかし、業務だけとは言えない、育児のこともある、区別できない。
しかし最近の手の局所解剖学や、整形外科の発展があり、頸肩腕症候群も、初期は、局所的で単純な疾患である場合が多い。

要するに、「大半は局所的、整形外科的な疾患として診断できるのに、最近の進歩をとりいれずに、それをしないで、頸肩腕症候群という診断を安易に下すのは粗雑である」ということを言おうとしている。

「労働者や管理監督者に労働健康教育を実施することによって早期に症状を的確にとらえ、それによって頸肩腕症候群あるいは頸肩腕障害を予防することができ、または早期治癒できるものである。」

つまり、頸肩腕症候群というのは、初期に正しく対処しないことによって、何だかわけがわからなくなってしまった状態、というようなことだろうか。

現場からの印象<JW>感想
 今日、頸肩腕症候群の大半は、手根管症候群とか、上腕骨内外上顆炎のような上肢の局所的な症状から始らない。
 多くは、頭痛、不眠、上肢から肩・くびにかけてたまらなく痛く重く辛いというような症状から始る。この場合、適切に頭痛の治療をすれば、重症化に至らないとは言えない。頭痛やふらつきなどの方が二次的症状で、その時は、整形外科的に診断できるような局所的疾患にはなっていないものである。症状的ピークの高さよりも、全体の強さと広がり、時間の積による、ボリューム(4次元?)こそが本態に近いという印象がある。

まとめ <JW>感想

この本は、役立つ情報が沢山含まれていて勉強にはなるけど、頸肩腕症候群が何であるかはそもそもわからないように作られているものだし、よって、考え方としても、頸肩腕症候群医療には力になっていないと思います。
 この本を批判することは、企業、労働衛生行政や、整形外科分野のl一部にある、頸肩腕症候群に対する誤解、曲解と立ち向うということでもあり、まだまだ、いい足りないこと、勉強不足もあるので、今後さらに修正、追加をする予定です。
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