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■頸肩腕症候群とはどんな病気? |
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● どんな病気? |
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病態はさまざまですが、つぎのようになるのが、典型的な例です |
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原因
集中、緊張、反復、休みなし、継続した作業
はじめは
肩、くび、腕、背中、後頭部などに強い痛み、コリが広がり、少しの休みでは回復しなくなります。
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やがて
痛みが強く、腕があがらない、手が使えない、軽い荷物が持てない
手や腕のしびれ、違和感
頭痛、不眠、集中できない
めまい、ふらつき
疲労、けん怠
冷え性
さらに
症状は全身に広がり、容易にはとれなくなる。
辛さを耐え続けて、精神的に疲労し、抑うつになる。 |
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● きざし |
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こんな前兆に要注意 |
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★仕事がきついけど、無理してがんばってきた。最近、身体の調子が悪い。
★肩こりや疲労が、休日を経てもとれない、慢性化してきた。
★肩こり(肩甲骨の上)ではなく、くびの横から肩の深いところにかけて、固さがとれない、動かす、圧すと痛い。
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★くびの前横のくぼみ(鎖骨上窩)に、痛み、不快感がある。
★自律神経症状(動悸、めまい、立ちくらみ、冷え性、汗の異常など)が出た
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● 筋肉、関節などの症状 |
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★痛み、うずき、コリ、はり、だるさ、重さ
部位
くび、肩、うで、手首、手のひら、背中、前胸部など
腰、あしにも広がるようになります。
症状の特徴は、
びりっと瞬間的激痛が走る
動作を続けると鈍痛が始る、やめても残り続ける
重苦しい
不快感、違和感
中にすじがあるような不快感
固いしこりを感ずる
これらは、いわゆる肩こりの悪化、慢性化とはレベルが違い、また、痛む部位も異なることが多いようです。
筋肉を押す(圧痛)、軽く叩く(叩打痛、タッピング・ペイン)で痛み(局在、あるいは他に響くような)を感ずる。
強い苦痛、不快感で、眠れない、目が覚める、日中も集中できない、などになります。
★神経のルートに沿った痛み(響くような)。
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★筋肉の異常
筋肉の腫れ、むくみ、熱感。
手、指のふるえ。
筋力低下。
腕、肩などで、筋肉がひとりでにぎゅっと収縮し、痛み、不快感を感じることもあります。(手首から肩のどこか、たいていは同じ位置)
★関節や運動機能
力が入らない
うまく動かせない
肩関節にクリック音がする、ぎくしゃくする、腕が重い、動かすと関節が痛い
着席 起立が遅い
階段のつまずき 平地でも
★部分的な痩せ
肩などが他に比べて肉が落ちる
(肩の骨の形が見える、肩甲骨が浮き出る)
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● しびれ 感覚異常 |
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★しびれ、違和感
手、腕、肩にしびれ、気持ちの悪い異常感覚がでることもあります。(参照:胸郭出口症候群)
重だるい、名状しがたい違和感
時間 (いつでも / 起床時 / 作業で疲労すると)
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★感覚異常
左右どちらかの半身(腕、胴体、あし)に、感覚異常が広がる。冷風や水のあたりや、触った感覚が鈍い、気持ち悪い、など。 |
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● 循環系、自律神経系、排泄機能など |
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★自律神経症状
発汗異常(多い、少ない)、冷え性、風(エアコン)が気持ち悪い、動悸、息苦しさ、微熱 ふるえ めまい 低血圧
★循環、血行、発汗
冷え、指が白くなり痛む
熱感
汗の異常 多い(手のひらだけなど)、少ない、
浮腫む、腫れる(手、頸のまわり、後頭部)
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★胃腸症状など
食欲低下
体重減少
★排泄
排便:便秘 下痢 または不安定
排尿:残尿、頻尿
★性機能低下
性生活の変調
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● 疲労、睡眠 精神 |
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★疲労
わずかな労作で各種症状が酷くなり、作業継続が困難となる。
身体を動かすのがとにかくつらい。
★全身疲労
疲れやすい だるい 力がでない
食欲低下 体重減(特に痛む場所の筋肉がやせ細る)
目安
オフにおける 疲労の残り
昼休み、夕方以降
土日休日の休養 必要な休養 あるいは他のことをできる余力あるなし
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★睡眠、眠気、集中力など
睡眠障害 入眠 中途覚醒
悪夢 金縛り
日中の眠気、集中困難
作業を持続できない
★神経・精神症状
意欲低下、無動
集中できない 気力がない おっくう
以前はできていたのに、できなくなったことが増えた
どんどん課題がたまっていく
不安、焦燥感、悲哀
落ち込み 焦り いらだち
何事にも興味を失う
楽しいことがない
突然激しく叫びたい気持になる
悲しくなる
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● 目、耳 他 |
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★眼の症状
眼精疲労
視力低下,二重に見える、眼がかすむ,すぐに目が疲れる
まぶしい、どきつい模様や点滅などか不快、
眼が痛い,眼が重い,圧迫感、
頭が重い痛い,吐き気)
涙、乾く(ドライアイ)/ 多い / 不安定 /充血する
まぶたがぴくぴくする
逆に眼精疲労がきっかけで頸肩腕症候群になることもあります。
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★耳の症状
耳鳴り
些細な音が響いて不快
耳がつまった感じ
つばを飲みこまないともどらない
★他
前胸部違和感
咽頭違和感 のどがひっかかる、いつも喉が気になる
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● 日常の仕事、生活、動作 |
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★さまざまな動作が辛い、できない
くびの動きが狭くなる。
力が入らない。
箸、食器保持、ペンがうまく扱えない。ものを落とす。
食事、飲水でこぼす。
食器洗い 持てない 落とす。
調理 包丁での細かい作業ができない。
マウスなどの細かい作業ができない、持続できない。
書字が下手になった。
腕を上にあげられない。辛い。
例 洗濯物干しがつらい
ドライヤーを持っていられない
本を持って読むとすぐに手が疲れる
新聞を開いて持てない
参照 「日常生活の不便・苦痛…」
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● 日常生活の不便・苦痛 |
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1971年度日本産業衛生学会頚肩腕症候群委員会報告「日常生活の不便・苦痛についての調査表」30項目 |
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布団のあげおろし つらい/できない
髪をとくのがつらい
電話の受話器を持ち続けるとつらい
ハンドバッグを持つのもつらい
風呂でタオルをかたくしぼれない
夜中に腕がしびれて目がさめる
長く続けて字をかくとつらい
ボタンをはめにくい
ハシで魚の身をほぐすのがつらい
ナイフ、包丁で果物の皮をむきにくい
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ものをよく手からおとす
階段をおりるのがつらい
よくものにつまずく
平地でも歩くとすぐ疲れる
水に手を入れるのがつらい
天気の悪い日は身体のぐあいが良くない
いままでよりも冷房がつらい
少し風にあたると気持ちわるくなる
他人には熱すぎる風呂に平気で入る
たいていの人が暑がる時でも、暑く感じない
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ねつきが悪い 眠りが浅い
いやな夢や恐ろしい夢をよくみる
いねむりしやすい
本を長く続けて読む根気がない
他人の話を聞きもらしたり、やることに間違いが多くなる
おしゃべりしてるとすぐいやになる
テレビを見てるとすぐに疲れる (目/からだ)
じっと坐ってると、すぐつらくなる
自由な時間はできるだけ横になりたい
からだの具合が良くないので憂うつである
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